BoostMeApp
2020年10月 - 2021年3月
デスクトップ、モバイルウェブサイト
Adobe XD, Photoshop, Illustrator
コロナ禍によって我々の生活様式は一変し、その変化に適応していく中で、自身の肉体的な健康や、メンタルヘルスをケアすることは重要になっています。しかしながら、そのための時間的・精神的な余裕を持つことは容易ではありません。このアプリはそのような人々の課題にアプローチするソリューションとしてデザインされました。
メンタルヘルスが低下している人々
まず、マーケットリサーチとユーザインタビューを行い、「自己愛を高めたい」「良い習慣を獲得したい」という潜在的なニーズを発掘することに成功しました。
次に、ターゲットユーザと彼らのペインをより詳しく分析するために、ユーザペルソナとエクスペリエンスマップを描きました。そこで得られたインサイトを元にキーとなる機能のタスクフローを作成しました。
ベースとなるスクリーンレイアウトをペーパースケッチ、グレースケールワイヤーフレームの順にテストし、決定しました。
アプリがユーザに与えるチャレンジをパーソナライズするため、ユーザ登録時に「最終ゴール」と「チャレンジ期間」をユーザに設定してもらいます。これにより、誰にでも同じチャレンジを設定するようなプログラムとは一線を画し、ユーザが自分のペースでゴールに向かって進めるように目標設定を行います。
メンタルコンディションの変化を記録し、後で振り返るために、毎日最初のログイン時点で、「その日の気分レベル」、「ショート日記」をユーザに入力してもらいます。これは「History」ページに記録されていき、いつでも振り返れるようになっています。
BoostMe Appでは、パーソナライズされた複数の簡単なチャレンジをユーザに与えます。「30 days challege」は30日間毎日継続、「weekly challege」は週替わりで内容が変わっていきます。
ユーザは達成したチャレンジのボックスにチェックを入れ、達成状況を記録していきます。
「History」ページでは、毎日の気分の変化や日記、そしてチャレンジの達成状況を振り返ることができます。これにより、ユーザは自身の変化を観測し、モチベーションを維持することが可能です。
アプリに明確なブランドを付与するため、「自信」、「エネルギー」、「自律」といったブランドキーワードを元にロゴ、カラーパレット、フォント、その他UI要素をデザインし、スタイルガイドを作成しました。
開発前の最終段階として、Hi-Fiプロトタイプを作成しました。本プロトタイプを作成することにより、アプリの動作やユーザの使用方法について、開発チームとより正確にコミュニケーションを取ることが可能です。